【2022年最新版】音楽配信サービス大手5社を徹底比較!

   

 ライブやコンサート、楽しみすぎてうずうずしますよね。

「どんな曲をやるんだろう」と胸を高鳴らせていることと思います。

 きっとライブを誘った側の方は、コアなファンなのでしょう。

 しかし、誘われた側のご同伴者様、そのアーティストの曲全部知っていますか?? 

 

 アルバムツアーであればそのアルバムの曲と有名曲だけ一通り聴いてくれば十分楽しめますが、それ以外のワンマンライブでは、ファンのみぞ知るマイナーな曲や初期の曲を次々披露し、にわかファンは置いてけぼり…なんてことが頻繁に起こります。

 せっかくのライブでそんな事態にならないように、音楽ストリーミングサービスを利用して、しっかり予習してライブに臨みましょう。

 ストリーミングではアーティストの作品ごとにダウンロードしなくても、無料または定額制で多種多様なアーティストのほぼ全ての楽曲をフルで聴くことが出来ます。

 

  

 一般社団法人 日本レコード協会の公表データによると、近年は全体売上げに対する音楽配信の割合は増加傾向にあり、その中でもストリーミングサービスが半数以上を占めていることが分かりました。

 しかし、まだまだ音楽配信サービスを利用していない方もたくさんいらっしゃいますので、このページでは「とりあえずこれを登録すれば間違いない!」という音楽配信サービス最大手5社を比較していきたいと思います。

 

 対象の音楽配信サービスは以下の5つです。

 

 特にこだわりの無い方は、以下の3つのポイントを軸に決めましょう。

 また、最初1~3ヶ月間は無料で試せるものも多いので、とりあえず全部登録して実際に確かめてみるのもありかもしれません。

① 自分の好きなジャンルの楽曲が充実しているか

 やはりストリーミングサービスに登録しても、お目当てのアーティストの楽曲が聴けなかったら意味がありません。サービスによってマイナーなアーティストの楽曲や、シングルCDのカップリング曲が扱われていないケースがありますので注意しましょう。

② 料金プラン

 通常の料金プランのみならず、サービスによって無料プラン・学割・ファミリー割・年額プランなど通常よりもお得な料金体系が組まれています。特に家族で加入を検討している、あるいはお金に余裕のない学生は要チェック項目です。

③ アプリの機能性・操作性

 意外と人によってUI(ユーザインタフェース)の好みは異なります。同じ料金なら機能が充実している方が良いという方もいますし、機能がありすぎても扱いづらいから出来るだけシンプルな方が好きという方もいます。自分の好みに合った仕様のものを選択しましょう。

 

 1. Apple Music
(引用:Apple Music HP)
☆ Apple Music はこんな方におすすめ!

  ・普段 iPhone, iPad, Apple Watchで音楽を聴く方

  ・豊富な機能性を求めている方

  ・優れたレコメンド機能を求めている方

  ・邦楽インディーズバンドの楽曲をよく聴く方

  

 Apple Musicは iPhoneやMacbookでご存知のAppleが2015年から運営している音楽配信サービスです。

 やはりAppleのサービスということもあり信頼性が高く、iTunesと同期することで元々ライブラリに持っていた楽曲と合わせて管理できるので、特にiPhoneユーザにはおすすめの音楽配信サービスとなっています。

 

 扱っている楽曲数は約6000万曲と業界内でも多く(Spotify: 5000万曲、Google Play Music: 4000万曲)、メジャーデビューをしていないインディーズバンドの楽曲も充実しているため、新たな音楽との出会いが期待できます。

  

 また曲数のみならず、機能も非常に充実しています。

 自身の再生した曲や、お気に入り登録した曲を学習し、ユーザーの趣向に準じた楽曲をレコメンド(推薦)してくれる「For You」という機能や、ユニークなプレイリスト( 2000年代 邦楽 ベスト / Mr.Children:隠れた名曲 etc..)がたくさん用意されています。

 また、他サービスにはない機能としてBeats1というラジオ機能が備わっています。グローバル/国内の音楽トレンドの最新情報や、豪華アーティスト関連のラジオがオンデマンドで聴くことができます。

  

 さらに歌詞でのあいまい検索や、Siriとの連携もApple Musicの魅力です。

「 Hey Siri, リラックスできる曲を流して !!」

「 Hey Siri, ゆずの最新アルバムをかけて !!」

と話しかければ、自動的にApple Music内でピックアップして音楽を流してくれます。

  

 上記以外にも様々な機能が用意されているため、「そんなたくさん機能いらないからシンプルなのがいい..」という方にはあまりApple Musicはおすすめできませんが、使い方に慣れれば今までにない豊かな音楽体験が得られることでしょう。

 

(引用:Apple Music HP)

   

 Apple Musicの料金プランは通常プランで月額980円です。通常料金は大手の音楽配信サービスであればどこも980円程度のが多いのでそんなに差はないでしょう。

 通常料金よりもお得なプランとしては、学生プランファミリープランの2つが用意されています。

 学生プランは月額480円、ファミリープランは月額1480円で家族6人までアクセス可能となっています。

 

 Apple Musicはありがたいことに3ヶ月の無料トライアル期間を設けてくれているので、どの音楽配信サービスに登録しようか迷っている人は、とりあえず試しに3ヶ月使ってみることをおすすめします。

  Apple Music3ヶ月無料トライアルの詳細はこちら

 

 

 2. Amazon Prime Music ・ Amazon Music Unlimited
(引用:Amazon Prime Music HP)
(引用:Amazon Music Unlimited HP)

  

 Amazon Prime Musicはアマゾンプライムのサービスの1片てきな位置付けのため、楽曲数が200万曲と非常に限られています。

 それゆえ、音楽配信サービスへの加入をご検討の方は6500万曲以上が聴き放題のAmazon Music Unlimitedをおすすめします。

 

☆ Amazon Music Unlimited はこんな方におすすめ!

  ・ 既にプライム会員の方 / これからプライム加入する予定の方

  ・ 操作がシンプルで扱いやすいものがいい方

  ・ 料金よりも高音質HDを求めている方

 

 Amazon Prime Music・Amazon Music UnlimitedはGAFAでおなじみのAmazon.comが運営しているストリーミングプラットフォームです。

 アマゾンプライムは購入商品のお急ぎ便日時指定配達、さらにPrime Videoで映画やTV番組が見放題と意味わからないくらいコストパフォーマンスの良いサービスです。ストリーミング を利用しなくてもプライム会員にはなった方が良いと自信をもって言えるほどです。

 

 しかし、音楽配信サービスを目的に加入するのに200万曲はさすがに物足りないでしょう。せっかくですから業界内でも最大級の6500万曲を聴き放題のAmazon Music Unlimitedに入りましょう。

 Unlimitedとは、否定を表す”un”と、制限を意味する”limit” を組み合わせたもの、つまり文字通り”無制限”に聴き放題だということです。

 Apple Musicほど多機能ではありませんが、「広告なしで再生可能、ダウンロードしてオフラインで再生、Amazon Echoとの連携」など必要最低限な機能はちゃんとカバーしています。

 

(引用:Amazon Music Unlimited HP)

   

 やはりAmazonはコンテンツの充実度に対する料金設定がすばらしいです。

 通常の個人プランは月額980円ですが、既にプライム会員の方は20%OFFの月額780円でご利用いただけます。

 これを期にAmazon PrimeとAmazon Music Unlimited両方加入すれば、お値打ち価格でQOLがグッと向上させることができるでしょう。

  

 また、他サービスにないプランとして、高音質HDプランが用意されています。月額1980円(Prime会員は1780円)と料金設定は少し高めですが、全ての楽曲を2倍以上のビットレートで聴くことができ、曲によっては10倍以上のビットレートで再生することが出来ます。

  

 さらに学生であれば、Amazon Music Unlimitedを通常の半額以下の月額480円で利用することができ、ファミリーで加入すれば月額1480円で最大6人までサービスを楽しむことができます。

 

 現在Amazon Music Unlimited(高音質ストリーミング配信も含む)は30日間の無料体験を実施しているため、気になる方は実際に試してみることをおすすめします。

  Amazon Music Unlimited30日間無料体験の詳細はこちら

 

 

 

 3. Spotify
(引用:Spotify HP)
☆ Spotify はこんな方におすすめ!

  ・ 無料でサービスを利用したい方

  ・ 広告があまり気にならない方

  ・ カップルor夫婦で利用を検討している方

  ・ 優れたレコメンド機能を求めている方

  

 Spotifyはスウェーデンに本社を置くSpotify Technologyが2008年から運営している音楽配信サービスです。

 Spotifyはストリーミング界隈のパイオニア的な存在であり、元来から海賊版サイトの利用者を撲滅させるために多大な貢献している優れた音楽配信サービスです。

 日本でSpotifyのサービスが展開されたのは2016年からのため、国内でのシェアはまだまだ取りきれていない印象がありますが、全世界的には2億3000万人以上(有料会員は1億2000万人)と最もユーザー数が多く、グローバルスタンダードと言えるストリーミングサービスです。

 

 楽曲数は邦楽・洋楽問わず幅広く5000万曲以上扱っており、物足りないと思うことはないでしょう。

 プレイリストも30億以上用意されており、ジャンルや気分によっておすすめの曲をレコメンドしてくれたり、自分でも簡単にプレイリストを作成することができます。

 

 そして何と言ってもSpotifyの最大の魅力的なのは無料プランがあるということです。しかも聴ける曲数もPremiumと同じ5000万曲です。お金に余裕のない人にとっては最高のプラン。むしろ使わない理由がないです。

 ただ一つ注意しておきたいのが広告が挿入・再生される点です。デメリットというか無料で使えるなら広告ぐらいあって当然ですが、確かにうっとうしいですよね。Youtubeと同じです。

 また、楽曲のスキップや、オフラインに保存する機能がないので、少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。

 これらの機能の制限や広告があまり気にならない方は、無料プランでも十分すぎるくらい楽しめることでしょう。おすすめです。

   

(引用:Spotify HP)

  

 Spotify Premiumの通常料金は月額980円で、無料版のSpotify Freeとは異なりオンデマンド再生も、オフライン保存も出来ますし、広告もないので非常に快適です。

 そしてSpotify Premiumの魅力的なプランとして、Duoプランなるものが用意されています。2人分のアカウントを登録でき、2人だけのオリジナルのプレイリストを作成・共有することができるため、カップル夫婦で音楽配信サービスへの加入を検討されている方にはピッタリのプランです。

 また、学割プランは半額以下月額480円、ファミリープランは最大6人までアカウントを作成でき月額1480円と通常プランよりも割安に設定されています。

 

 現在Spotify Premiumは1ヶ月無料期間を設けているため、とりあえず登録して実際に使ってみてから決めるといいでしょう。

  Spotify Premium1ヶ月無料体験の詳細はこちら

 

 

 4. Google Play Music
(引用:Google Play Music HP)
☆ Google Play Music はこんな方におすすめ!

  ・自分がもっている楽曲データも合わせて利用したい方

  ・普段Android端末で音楽を聴いている方

  ・将来的にYoutube Premiumへの加入を考えている方

 

 Google Play Musicはみなさんご存知の通り、Googleが2011年から展開している音楽配信サービスです。

 Google Play MusicはAndroid端末にデフォルトで入っており、普段Android端末で音楽を聴いている方は、ご自身の持っている楽曲データ(5万曲分まで)と合わせて管理することが出来ます。

 同じGoogleが運営する音楽配信サービスとしてYoutube Music(2015年〜)がありますが、将来的には全機能をYoutube Musicに移行すると言われています。

 しかし、現時点ではGoogle Play Music内のデータをそのままYoutube Musicに同期するシステム、また自身の所持する楽曲データをアップロードできる仕様になっていないという背景があります。

 それゆえ、現時点であまり楽曲データを持っていない方は、Youtube Musicかその他サービスを利用するのが賢明でしょう。

  

 楽曲数は4000万曲と上記3社と比べるとやや少ないですが、そこまで物足りなさは感じないように思います。有料版に加入する前に、自分の聴きたいアーティストの楽曲が含まれているか念のため確認しておきましょう。

 また機能が必要最小限に絞られているため、非常に操作がわかりやすいです。シンプルな操作性を求めている方にはおすすめです。

 

 また、Google Play MusicとYoutube Musicに共通する魅力として、どちらも無料版が用意されています。

 Google Play Musicの無料版は、有料版と同じ4000万曲を聴くことが出来ますが、サビの部分だけしか聴けません。

 Youtube Musicの無料版はフルで聴くことが出来ますが、広告が挿入されたり、オフライン再生には対応していません。

 

 Spotifyよりも無料プランの機能性がかなり制限されているため、せっかくですから無制限の有料プランに加入することをおすすめします。

 移行期間の現在は、片方に申し込めばGoogle Play MusicとYoutubeの両方を利用することが出来るため、非常におトク感があります。

 

(引用:Google Play Music HP)

 

  

 Google Play Musicの料金プランは、通常では月額980円ですが、家族割が用意されており最大6人までアカウントを作成でき月額1480円となっています。

 有料版に加入することで、広告非表示、4000万曲へのオンデマンドアクセス、オフライン再生、利用者の趣向に合わせた曲のおすすめやラジオのレコメンドなど充実した機能全てを無制限に利用することができます。

 

 現在Google Play Musicでは最初の30日間は無料ゆえ、実際に使ってみて比較してから決めたいという方はぜひ登録しましょう。

  Google Play Music 30日間無料体験の詳細はこちら

 

  

 5. LINE MUSIC
(引用:LINE MUSIC HP)
☆ LINE MUSIC はこんな方におすすめ!

  ・ 現在学生の方

  ・ LINEプロフィールのBGMを頻繁に変えたい方

  ・ LINE着うたを頻繁に変えたい方

  ・ Android端末で、コスパを重視している方

  

 LINE MUSICはその名前の通りLINE株式会社が2015年より運営している定額制音楽配信サービスです。楽曲数も6000万曲と非常に充実しており、今後さらなる拡充が見込まれています。

  

 国内では特に中高生大学生に人気のサービスです。

 というのも、LINE MUSICは誰もが使ってるであろうメッセージアプリLINEとの連携が非常にスムーズだからです。

 トレンドや口コミに敏感な学生にとっては、好きな音楽や流行りの音楽を個人ラインやグループラインに簡単に共有できるのはとても嬉しい機能です。

  

 また、LINEに登録している友達が試聴している楽曲を紹介してくれる機能もあり、個人が楽しむのみならず、友達とのコミュニケーションを促進させてくれるツールとして活用されています。

 「学校の友達がみんなLINE MUSIC登録してるの!」と親御さんに訴えかければ、学割プランも用意されていますし、「しょうがないわねぇ」と許可してもらえるのではないでしょうか。

 

 学生以外の方にとっても嬉しい機能がたくさんあります。

 みなさんはLINEのプロフィールにBGMを設定しているでしょうか。メッセージアプリのLINEでは、自身の趣向や気分を表すためにBGMを設定できる機能があるのですが、無料版では月1回の頻度でしか変更することができません。

 また、LINEの着信音にも曲を設定できますが、これも無料版では月1回までしか変更することができません。

 これらの嬉しい機能がLINE MUSICのプレミアムプランに登録することで無制限に月に何度でも設定を変えることができ、より自分の気分にマッチした楽曲を指定することができるようになります。

 もちろん他社のサービスにもあるようなダウンロードしてオフライン保存する機能や、利用者の趣向に合った曲をレコメンドしてくれる機能、歌詞表示機能なども備わっています。 

 

(左図: LINE MUSIC HP / 右図: LINE MUSIC MAGAZINE より抜粋)

  

 先述の通り、LINE MUSICには無料で利用できるフリープランがありますが、フル再生は各曲月1回までで、それ以降は30秒間の試聴サイズに制限されてしまいますのでご注意ください。

  

 LINE MUSICのプレミアムプランは通常料金で月額980円(※右図では960円と表記されていますが980円が正しいようです)、年間プランでは年額9600円と2ヵ月分以上おトクな料金設定になっています。

 また、学生月額480円と通常の半額以下に設定されており、ファミリーは月額プランでは1480円/月、年間プランでは14000円/年と通常よりもお安い価格で最大6人までアカウントを登録・利用することができます。

  

 さらに、Android端末の利用者に限り、ベーシックプランというプランが用意されています。

 曲のフル再生は月20時間に限られてしまいますが、BGM設定や着うた設定は何度でも行うことができます。

 料金も一般では月額500円、学生は月額300円と非常にお財布に優しい価格設定になっていますので、Android端末の利用者で「音楽配信サービスに加入したいけどそこまでガッツリ長時間は使わないなぁ」という方にはおすすめのプランです。

 

 LINE MUSICはありがたいことに3ヶ月の無料トライアル期間を設けてくれているので、どの音楽配信サービスに登録しようかと迷っている人は、とりあえず試しに3ヶ月使ってみてから決めることをおすすめします。

  LINE MUSIC 3ヶ月無料体験の詳細はこちら

  

 

 最後に

 

 いかがでしたでしょうか。興味のある音楽配信サービスはありましたでしょうか。

 

 改めてですが、音楽配信サービスを選ぶ際のポイントは次の3つです。

 ① 自分の好きなジャンルの楽曲が充実しているか

 ② 料金プラン

 ③ アプリの機能性・操作性

 

 いずれの音楽配信サービスも無料プランやプレミアムプランの無料体験期間が用意されているため、ちゃんと使い比べてみてから1つに決めたいという方は、とりあえず全部に登録してみるという手もありです (筆者も上記5つ全て利用してから選びました)。

 

 せっかくのライブ・コンサートなのに、知らない曲で自分だけノレないのは非常に悲しい( ;∀;)ので、まだ何も使ってないという方は無料体験期間だけ使ってみて、ライブが終わったら解約するのでも全然いいと思います。

 

 それでは曲の予習をしっかりして、万全の状態でライブ・コンサートに臨みましょう! おもいっきり楽しんでください!

  

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